潜在意識の存在はよく知られている事柄ではありますが、それが人々の暮らしにとってどのように作用するかはあまり知られていないように思われます。「自己啓発の本」「潜在意識の活用本」などといった書物に必ずと言っていいほど記述されていますね、しかもその潜在意識を自らが活用している割合は5%とか3%とか言われていて、あと少しだけでも活用度が高められれば素晴らしい能力が開発され成功への道筋が明らかになる・・云々などの言葉はよく聞きますね。
人のなす行為というものはすべからく何らかの情報に対しての反応として行われるものであり、その情報の中身には生まれ育った環境や教育や思想習慣といったものがありそのせいで私たちの暮らしは、大きく影響を受けているものです。さて、問題はデザインとの関係を考えるとどうなるか、私たちプロのデザイナーはそこのところを重要視しているのです。
デザインと文字、キャッチコピーなどの合同作業で顧客に訴求するといった技術が必要という事であります。通常情報をキャッチするのは、目、耳、鼻、等の五感で収集するのですが、特に目に入る情報量というのは耳で聞いたものの1000倍とまで言われています。
だから私は、美しい文字やイラストといった単なる上手な作品ではなく、「気になる違和感の演出」「他社との差別化としての特色訴求」などに注視しているのです。
