2020年10月14日

デザイナーが絵を描くという事

デザインそのものの根本はやはり絵を描くことに収斂されていくのではないかと最近思っているのです。デザイナーとしての仕事は何より発信者の意図が受信者に伝わることが第一義であり、画家が作品を描くのも自分の内面、感性や思想を外部に伝えるために行うものか、もしくは自分の内面に対して伝える事に行うものであろう。
 とはいうものの仕事としてのデザインはその伝えたいことをいかに表現できるかがポイントでありそこには自己満足というより受信者満足、いうなれば顧客に手に取ってもらえるか、記憶に残してもらえるかが大事なのであります。
 そうした考えに至るまでにはいろんな体験・・・商業者として、デザイナーとして、マーケッターとしての体験、その体験から裏付けされた知識や理論が必要なのであります。
 従来より広告デザインの世界で何度も話されているのが潜在意識層への働きかけなのであるからいかに絵を描くときの心構えとしてどういう引っ掛かりを演出するかを考えておかなければならないのです。
 意図されている違和感等がその事例なのです。たとえば絵の輪郭、キャッチコピーの言葉遣い、文字の大きさ、小ささなど。意識的な違和感の創出、あっと驚くようなタブーぎりぎりの言葉や映像は記憶に残りやすいと思いませんか?

IMG_0442.JPG

今朝の朝食、殴り書きで絵の練習

posted by 筆文字や隆庵 at 11:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする