2021年01月05日

私の経営論として

 以前のブログに「チェーン理論」からの脱却といったような主旨の文を記したと思います。それらの中の記述に「確信めいたもの」とか「自分の体験から、成功が失敗の原因」だとか述べさせていただいています。
 そこで、私がどう結論付けていったかを書かなければならないという事で以下記すこととします。
仕事に夢中に取り組み、会社員として成果を上げるべく全社挙げての学習の糧を海外に求め、特に米国の経営理論の学習と実践による理論検証の積み重ねに邁進していました。
 その当時の経営理論の骨子は米国軍隊の組織と運用がそのモデルとなっていたと教えられていました。もともとが移民国家であった国でしたから当然言葉も生活習慣等異なる兵士によって組織されるわけです。細かなマニュアルや意思疎通のための絵や記号 指揮命令系統の明確化、 それぞれに細やかなルールが必要だったのは理解できます。
 という背景から生じてきた米国式合理主義を基本とした人の教育や考課、人員の配置やオペレーションの仕組みなどが構築されていったのです。
チェーンストアを学ぶ私たちが先ず最初に学習したのが「用語の統一」のための言葉の理解でした。事細かに定められていた各種の用語は従来の日本的経営にあらわされていた大まかさとは異なり、意味そのものの捉え方などが701用語集といった一種の単語帳か゛「チェーストア用語辞典」として教育の柱であったのです。
 企業目標である利益高を確保するためには当然、物質至上主義による「業績優先主義」でありますから、人はその業績を創るための材料であるかの如き存在になります。「人件費」「人材」という言葉がそれを表しています。根本的には米国におけるエリートと非エリートの格差を認めている事なのか、チェーン用語ではスペシャリスト、マネージャー、ワーカーなどと明確に区別した用語があったわけです。
 これらの主義が許されるのが当然の国ですから、根本的に日本の文化や風土、風俗にはなじみません。
21世紀の現代でも残っている根強い差別主義というのがかの国のみならず白人国家には見られます。誤解を承知で記しているのですが人種と宗教の違いを越えて企業経営をするならば、するとしたら「チェーン理論」はすぐれているといえるでしょう。
 こうした中単なる「経営手法」として我が国の企業はこの理論を取り上げたのです。
 私は、これらの実態に納得いかずもっと違った理論が存在していないものかと数々の書物を手にとっては自己学習に励んだものでした。
一方従来の「水商売的繁盛店」はどうだったのでしょう、そこには高邁な理論というものは存在せず創業者の個性、カリスマ性によってのみその存在基盤があったように思います。企業ではなく家業としてならそれもいいでしょうが多くの従業員に対するキャリアプランなどはなく当たり前ですが短期の目標に終始していたようです。これでは日々生きるだけの人生に甘んじることになりはしないか休みもなく働いて糧を得ることを否定できませんが・・・
 問題はそもそも人生とは一体なんだ、どんな意味があるのかを探していったのです。人生の中の一部分として仕事があり経営理論があるとしたら人生の経営理論があるのではないかと考えたのです。
 そのころに書店で出会ったのが、厚木の有隣堂でしたが自己啓発をテーマに探していった結果「積極的考えの力」ノーマン・ビンセントピール著 「成功哲学」ナポレオン・ヒル著 そしてホールJマイヤーのSMIプログラムでした。いわゆる「クリスチャンニューソート」といわれていた思想、哲学の書でありました。
 そこに書かれていたアイデアのポイントとしては、偏った生活の否定でありトータルの幸福追求が人生であるという事。人格の向上を目的とせよといった内容でした。
具体的には以下の6項目の充実を図れという事でした。
 1. 仕事と経済に関すること・・・自らのお客様を設定しそのお客様の利益になることを提供し自らの収入とすること
 2. 家族と家庭に関すること・・・家族を愛すること、家族の幸福を実現すること
 3. 教養と教育に関すること・・・自己実現のためのスキルを身に着けること、同時に学習できる基礎知識を習得すること
 4. 健康と身体に関すること・・・常に健康であること 
 5. 社会と文化面に関すること・・地域社会への貢献
 6. 精神と倫理面に関すること・・宗教や哲学の学習で人としての生き方を考える
以上のことはそっくり会社経営にあてはまるではないですか、と当時驚いたものでした
 これらを実現するための手段として様々な目標と行動があるのです。

 人格の向上が会社の存在意義になるとしたら利益はおのずと手に入るのだといえるのではないでしょうか。






posted by 筆文字や隆庵 at 11:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする