多くの人たちは、日々幸せな日々を送るには物質的な欲望を満たすことに注視しているようです。
その為に「金銭を稼ぐための仕事」をしていることを否定することはできませんがそれによって
仕事そのものを経済的な立場からしかみない人たちが増えてきたような気がします という傾向が表しているのが昨今の「働き方改革」などという国会での論争や「同一労働同一賃金」などの話
そもそも昔から日本は資源がないといわれ、外国から仕入れたものに付加価値を付ける、つまり
働くことで収入を得ていたわけで今もその根本は変わらないと思うわけです
働くとは「はたをらくにする」といった心構えで日本式のQC活動を支え世界に名だたる技術国家という立ち位置を築き上げたのも事実であり国の誇りでもあるわけです。
いつの間にか西洋式の労働観が輸入され週休二日から週の労働時間の制限等が我が国を支える中小企業経営にひずみを作ったのかもしれません。
西洋と日本の労働観の違いは一体どこにあるのでしょうか
これを考えてみた時、両者の「宗教観」の違いによるものだろうと推測されます。
聖書によるとアダムとイブの物語で禁断の林檎を食したことから 仕事は怒りの神から罰として与えられたものと位置づけられたという寓話が示すように彼等にとっては仕事から早く解放されたいといった意識があるのではないかと思うのです
一方日本においては「神道」があり八百万の神々がなそうとしている仕事の手伝いをすることであるので仕事は喜びだと感じていたはずです。
そうした日本の伝統を無視して金銭だけにこだわらず「人々のお役に立とう」といった高邁な精神を忘れた仕事は我が国の将来を危うくさせるのではないかと危惧しています。
今一度もう一度考えてみたい題材です