毎年この時期になると、一年間使用してきた手帳や業務日誌を整理し次年度へとつなぐ作業を行うのですが紙面の都合上3月と4月の一部が重複するように構成されているのです。
そこで、新年度に移管するときにしみじみと1年を振り返ってみるわけです。凡そ1年間の出来事、詳しく書いていたり簡単なキーワードだったりと様々あるのですが、一つずつ思い出すとこの年も色々ありましたと再認識することが出来ます。
良いことも悪いこともその時々に起きたこと、心の動きなどつぶさに記憶にとどめておくとその都度の出来事の原因は何だったんだろうか、計画したとおりだったろうか、自分に関与した問題がいくつあったろうかなど思い起こし成功は成功 失敗は失敗として各々の原因を確認しながら次年度へとバトンを渡していくのであります。
出来事の中にはずいぶん前に作った原因から起きた問題や、瞬間的に作った原因から生じた現象等様々なことが一見して脈絡のないように思えるものが実は整然と起きた問題であることが理解できます。こういった確認作業をノートを見ながら八正道に基づいて行っていくわけです。
だから、よい縁を求め良い行為を為していく中で良い結果を受けるか、はからずも求めてもいない悪い縁に引き込まれ悪い結果を受けるかはすべては自己責任だという事になるわけです。
お釈迦様は「悪因悪果」「善因善果」といわれています。
ではなぜ悪因に引き込まれるのであろうか、それは自分さえ良ければいいという自己中心的なものの考え方によって自らの思いや行動を為してしまうからなのです。
心の中になんのわだかまりも引っ掛かりもなく、健やかで陽気であはは おほほと笑う暮らしが出来るのが理想でありそれを妨げている要素が何か、それを知り取り除くことが理想の暮らしに近づく方法なのです。物質至上主義が限界になってきている昨今です。
とにもかくにも今年の手帳に引き継ぎます。