2021年05月19日

心の形


  −肉体の形があるように、心の形があるのだという事を高橋信次師著の「心の原点」より教えられたのです。

その形は次のように述べられている。

 心の領域には感情の領域、本能の領域、知性の領域、理性の領域とがありそれぞれが本来は丸くバランスが取れているのです。

この4領域をまとめ意思として管理しているのが想念帯ともいうべき意識の中心であり過去世から今までの人生のすべてが記録されているわけでここにすべての運命の原因となるべく思ったことや行ったことの元が集約されているのです。

 日々の生活環境の中においては、五感という機能が働き様々な現象を目の当たりにするところから始まるのですが、その五感を通してどのように思うのか、そしてどう行動するのかといった順序で生命活動が行われていきます。
 問題は、各領域単独で行動のための意思が働く場合に多くの問題を生み出していくという事なのです。かつて明治の文豪夏目漱石は「情にさおさせば流される、知に働けば角が立つ・・とかくこの世は住みにくい」といった。
 また、本能が単独で働いたり感情が単独で働いたらと考えたら少なくとも円満な人生を送ることが困難になってしまうでしょう。かといって理性の領域が強く働けば頑固おやじという事で融通が利かなさそうだし知性だけだと冷酷さが表面に現われるものです。要するに円満でバランスのとれた人生を楽しむためには、それぞれの心の領域がまんべんなく働く環境を各人が創造していくことが肝要なのです。

 ある時はマスコミの嘘情報に腹が立ち心の形をゆがませる、ある時は他人から誹謗中傷を受け腹が立つ、またある時は意見の違い等で争うはめになる、それぞれを単独の心で受け取るときにおきるものです。
 この時の心はひずみを作っており正しい判断が出来ない状況を生み出します。 
結果的に自己中心的な考え方になってしまうのです。

 昨今の私の心のひずみは何が原因なんだろう・・・といったことを考えなければならない
posted by 筆文字や隆庵 at 13:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする