周りから入ってくる情報に心を奪われるとろくなことにはならない。いつからか人はほっておけば「マイナス思考」に毒され、本来丸く豊かな心に傷をつけて生活しているように思うのである。
もともとマスコミというのは「てえへんだ、てえへんだ」と騒ぎ人心を引き付けて商売しているのだなと、時代劇の「かわらばんや」を見ていて妙に納得するのである。
そこにあるのは人の俗物的感情を呼び起こし、知るべき事 つまり原理原則を度外視して繰り広げられるよまいごとにいかに人が影響されるかを教えてくれているようにも思う。
ここに、真の学問の必要性があるのである。
元来 人は完全善であり悪と見える現象はその完全なる善が埋もれていてまだ表面に出る事のない消極的な状態をいうのである。つまりは俗物的感情も独善も利己主義もすべては後天的なものであり、本来の自分はそんなものに振り回されることの愚かさを知っているはずなのである。
その本来絶対善である自分との対話こそが大切であり、毎日時間をとって心の整理をするべきだと思う。
心を動かしている一つ一つの事例をあげ、○○についてどう思うかと自問自答していこう。
心の中の自分に問いかけながら○○についての意見を整えていく作業を自己診断という。企業にて行われている監査などと同様である。
今の世界は誤解と噂と中傷、嘘の情報、軽率な判断とそこから生じる結果などから混沌とした環境になっているではないかと感じるこの頃である。
論評続・・・