2021年08月12日

価値ある財産

 物質至上主義とは金持ちが一番偉いと錯覚させる社会
この主義がはびこるとすべてのゴールが金やものとなってくるのであります。そうするとどうなるか、社会に於ける為すべきことの優先順位が限られた物質の争奪戦となるわけですから、とるとられるの弱肉強食の世界が繰り広げられるのです。

 それは野生動物の世界のそれとは異なりまさしく「餓鬼道」という地獄の世界。利己主義オンリーの世界の創出となるのであり、少なくとも足ることを知っていて必要以上に他者を(他の動物)を襲わない肉食動物以下の暮らしを良しとする世界が出来上がってしまった感があります。
 
他者を慮り、平和を求める手段としての物質ならまだよいが全く自らの「栄耀栄華」のためにのみ自らの存在価値を求めてしまっているのがいわゆる指導者層とよばれる人たちの性なのでしょう。
 だから、学歴が必要とばかり受験戦争という名の競争に勝ち抜くことが先ずの目標となり学閥を利用することによって出世街道を開き、あるものは官僚の道、あるものは経済界へ正解へ、そして医療の世界、教育界へとエリートの道を歩んでいこうと画策しそのように一家総出で応援するという図式が出来上がっているような気がしています。

そうした薄っぺらい人生設計の中から生まれた指導者層が一体どんな世界を作ったか考えてみたいと思う。
 国内情勢は、国を治める舞台で幼稚園での発表会が、行われているのではないかと疑いたくなるような、政治の貧困
経済面においては如何に働かないで儲けようかといった風潮によって、簡単な投資、FXやマルチ商法等の根無し草のような経済活動がはびこり
 会社の不正義や不祥事、大企業の粉飾決算など恥ずべき内容の列挙、日本の近代化を推進してきた「渋沢栄一翁」の嘆きが聞こえてきそうです。
 社会生活面でも人間の尊い命を平気で奪い、金品を強奪したり親殺し、子殺し等地獄の様相さながらの行為が日夜ニュースとなっている。

 他国に手も同様なことが起きている現状を見るにつけマス・メディアのあおりも当然かと思う次第である。
 過去から現在に至るまでのそれぞれの思考や行為を反省し修正しなければならない時期に来ていると痛感している今日この頃ではあります。

 まずは身近な目の前の世界を修正しようと日々行動していこう。自己の確立と家族の平和そして自分が所属している組織の調和のためにまずは「利己主義」から脱していこう・・・




posted by 筆文字や隆庵 at 18:15| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする