2021年10月15日

学歴って何?何の役に立つのかな

 以前、日下公人氏の話にあったのですが、ある時宮澤元総理の所に政治部の新聞記者が取材に行ったそうです。すると面会早々に「君はどこの大学出身者なのか?」記者が「総理と同じ東大です」と答えた後に「学部は?」「何期の卒業でゼミはどの教授だったのかな?」と大学についての話に終始していたそうです。
 仄聞ではありますが東大出身者以外の取材を嫌がっていたそうですが・・確かに学力は高かったのでしょうけど、政治家としてどんな歴史を持っているのですかね、小生いささかも信用できる人物とは思えないのですがね。記憶に残っているのは天安門で困っていた中国の切望に応じて「天皇陛下」訪中に力を尽くしたこと。韓国の「強制慰安婦」を認めたことぐらいですかね。

 東大から官僚へという学歴主義社会から出てきた凡人という印象を持っています。いや優越感をひけらかし自慢するといった凡人である私たちですら「そういう態度って嫌われる」ことぐらいわかっていますが・・そのことに気付かない鈍感な人という事でしょうか

 つい最近では「最低でも県外・・・」とか「友愛の海」だとか「日本列島は日本人だけのものではない」とか言っていた総理もいましたね、彼も東大出身でした。
官僚組織の大半を占めている東大出身者のグループは一部の「国士」といわれている人たちを除けば自分の保身を第一優先に考えている方や
そうでなくても時の有力政治家や閣僚の学歴によってはどこかバカにしているような発言を繰り返している。特に成蹊大学出身の安倍元総理に対しての論評に現われているのではないでしょうか、そうそう漢字間違いの麻生総理時代もそうでしたね

話の節々にそのバカにしている態度や傾向を見ることが出来るのです。
解答のある「受験」に勝っていった記憶力の優秀な学力馬鹿という輩が時代を作れるわけがないのであり、そもそも解答のないのが実社会の現状なのだから問題定義力とか仮説設定力とかの方が重要であるのです。こんなこと一般の会社や事業家にとってはすこぶる当然な事なのですけど・・

少なくとも「学歴」だけでは「問題解決」の糸口にはならないという事を知らなければならないでしょう。
学問は必要であるがそれだけではだめだという事を考えさせられるこの頃です。

コロナの専門家集団しかり、経済学者といわれている人しかり、裁判官しかり、政治家しかり、そして高学歴高収入の自称エリートしかり
物事の全体に関しての調整役がいないと何の役にも立たないという事が最近分かってきました・・・・昔からそうだったかも





posted by 筆文字や隆庵 at 11:42| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする