2022年01月08日

あるお店の活性化に対して

 ここ2年に亘る「コロナ禍」によって業績悪化しているが同じ社の他店舗は元に戻りつつあるものの中々復活しないでいる店舗におくったメッセージです。

各位
 日々の業務ご苦労様です。11月から各人のレポート提出のお願いと感想文を頂いてあらかたの職場の状況がわかりかけているところです。
 どの時代のどんな職場でも起きているのですが やはり各位それぞれの認識の違いや
性質、経験や知識・技術、各自の生活環境の差から、はたまた仕事に対する心構えの在り方に関するすれ違いなどからスムーズな運営に支障がでているようです。
 本来ならば仕事を進めていくにあたって各人が自分の役割をこなしていったらいいわけなのですが、飲食店におけるお客様へのメリット提供は単なる食べ物だけではなく店舗の立地や建物(快適な空調・磨き上げられ清潔な器具・内装など)メニュー内容、価格のバランス、そして何より従業員の動きから生じる全体の雰囲気というものが大きい要素を持っているという事は言われなくても分かることです。
 いわゆる普段の人間同士のコミュニケーションの在り方によって左右され、実はお客様もそのことに敏感なのです。というのはお客様自身も様々な職場のスタッフであろうし何より人間の感性によって何とはなしにですがその空気感は感じるものなのです。
 アンケートに書かれる内容が完全にうのみに出来ないのはその部分の違和感(ギスギスした雰囲気や必要以上に大きな音など)は書きようがないため、ついメニューの事や、サービスなどの眼に見えることに対する意見になってしまいがちだし よっぽどひどい料理、ひどいサービスでない限り出来るだけ良い意見を書こうと思うのは人間の心理なのです。
 何故なら、せっかく楽しみにしてきているのに不満は思いたくないし書くことによって改めて自分の抱いた不満を思い起こすこともないとは、誰もが考えることでしょう。
 これらを踏まえて考えてみましょう、
私は、会長からこの店の売上に関してどうにか以前のようにならないものだろうかと相談を受けています。景気の善し悪しやメニュー構成や接客はどうなのかと調査してくれといわれましたが、同じようなメニューで他の店舗はコロナ以前に戻っています。
料理の提供やサービスの著しい低下というそんなところじゃなくもっと別の次元に問題があるのではないかと個別のレポートをお願いしたのですが、予想通り そう様々な事を教えて頂きました。
端的に言うと職場環境においてチーム組織としての呈をなしていません、きつい言い方で申し訳ないのですがまるで子供の集団の如き有様です。こういってしまうと多分「それは誰が言ったのですか」「誰誰がわるいからだ」「会社に問題があるのだ」といいたくなるでしょう。また「いわれたとおりにしてます、自分に問題はありません」という方もいるでしょう。
それこそが子供の考えだといえるでしょう。不機嫌であることを許されるのは子供ぐらいです。上機嫌でいることは大人としての最低のマナー。本来人は「自分中心」に考えるわがままなものかもしれませんが、そのことを自己調整できるかどうかが大切な要素であることを知らなければならないでしょう。

このことは職場だけの問題ではなく、自身の生活全般やその他あらゆる場面での自己調整力が人生を決定づけるという事を知ってほしいのです。
人生はよく旅に例えられます、人生航路の乗り船に己の命を乗せ荒波に挑むといった言い方をする。
その航路とは海の事であります。海面は地球と月と風という要素が高気圧低気圧を生み出し静かな海であったり、荒々しい海であったりと色々な様相を現していきます。
 船を操縦していくという事は様々な役割を持ったクルー・乗組員の協力体制が確固たるものでないと不安になりますそこにチームワークとか役割分担という概念が入り込んできます、そうして共通の目的地まで到着するというミッションを遂行していくのです。
 いうまでもなく、あらゆる組織はお互いリスペクトしあい、相互扶助の連携から成り立っているものであり、精妙なエネルギーの交流から醸し出されるバイブレーションが良い雰囲気・・調和のとれた美しいハーモニーが生まれ、そこにお客様を呼び込む力が増加するのです。よって、まずそのことを理解して頂けなければならないのです。
 人の集まりはそれぞれの生き方は各人それぞれに異なり 生まれた環境や教育・思想・習慣、五感による感受性などの違いから千差万別の様相があるという事は当然の事ながら、少なくとも同じ職場に居るという事だけは縁があったという事になるわけです。
そうであるからこそ協力して仕事をするのだ・・ということは不可欠な課題であります。
 根本的な問題ですが、私たちは一体何のために仕事をしているのでしょうか、無論経済的理由のためという事はわかっています、否定はできませんが 果たしてそれだけが理由でしょうか・・・本来、人は皆で協力しあいながら色々の問題を解決し目的を達成するのが過去数百年もの昔からの人間の尊い生き方であるという事を知りましょう。そうした中から見出すのが自分の力を発揮できる場所であり、その結果として報酬を得るという事になるのです。だから、不満を持ち続けての仕事や普段の私生活がいかに自分のことを痛めつけているのかを知ることです。
 すべての出来事は関連しあっていて自分と他者とどちらかが一方的に問題があるのではなくお互い様だという事を学習するために今生きているということを知ることが大事です。
  まずは、自分の事を信じ自分を大切にしようと思うのであれば、他者に対する思いやりや、周りに存在している物品や原材料、機械を大切にすることが大事なのだと思います。
 これは、私の意見ではなく歴史や科学が証明している原理原則 「原因と結果の法則」のなかにすべてがあるわけで、良い結果も悪い結果もそれぞれ何らかの原因があるという事です。どうかこの点ご理解お願い致しますすべて自分の身の回りに起きていることは少なくとも自分に全く関係ないという事はありません。自分に対して色々教えてくれるのが他人という事を思いましょう。自分で自分をほめてあげるそんな人生を歩みましょう。
posted by 筆文字や隆庵 at 10:58| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする