各種の問題を解決するにあたってまず大切なことは、その問題とは一体何なのかを観察することから始めなければならない
・・という事はどうなっていればいいのかという自分なりの理想像の存在が不可欠な要素ではあります。
どうなっていればいいのかといった話と、現状はどうなっているのかという観点からその差異を見つけなければならないのです。
次のように自問してみよう
今の自分はこれまで1@自分自身が培って活用してきた知識 A経験から学びとったノウハウ B人脈によって得た協力者 C創意工夫
Dやる気・根性など その他 時代の流れや選んだ環境によるご縁などによって 今の自分の姿が出来上がっているのです。運不運という偶然性のあるような事態も実は自らが呼び込んでいるという事が人生の法則であります
善きも悪くもこれが今の自分だという事を素直に認める事から問題解決という一大事業が始まるのであります。
問題発見が出来たらいよいよその問題を引き起こしていた理由を見出し、その理由を構成している内容でいいものは継続し悪しきものは修正していかなければならないのです。
成功には成功した理由が失敗には失敗した理由があるわけでそのことを冷静に見るという作業が必要なのです。
職場であったら正しいあり方と取り決められたマニュアルとチェックリストというものがあり、また当然予算といったものが存在しているので比較的容易に不都合を発見することが可能なのですが、個人の在り方に関しての内面のチェックは難しい部分があります。何故ならどうしても自分自身に対して甘えが出てきて冷静に観察できないようになってしまうからです。
実は問題の本質は人の内面にこそ存在しているからなのです。そのためにも日々の状況に関して日記をつける事によって自らのシナリオ作りに邁進してみたら・・・と思うわけです。
自分の状況を知っておくために過去一週間や一か月、一年間に起きたこと、これから起きてほしいことを紙にまとめて書いておくこと。
それは他人に読ませるつもりで分かりやすく書くこと(実際によませる必要はありませんが)でより正確に自分を把握することが出来るものです。