そもそも私たちは何のためにこの三次元、という波長鈍重の世界に生きているのでありましょうか。その問いに対して「天と地を結ぶ電話」に登場する霊人アガシャーは次のように述べている。
凡てのものは意味があり、無意義なものは何一つないのである。すべてのものは原因によって起こり、また目的を持たない原因は何一つないのである。
私たちの存在原因は、世に生を受ける前の段階で自らが何かの目的のためにといっていい内容を吟味し、今現在ここにあるということなのです。だから逆説的に言えば
私たちの人生の役割と目的を知るために、ここにあるということになります。
大宇宙大生命、すなわち私たちがいうところの創造主、神ともいうべき「普遍的意識」の存在を自覚することだといえます。
あの世この世のすべてを想像された神は、その意思をもって下記のような法則を創造されあの世この世のあらゆる出来事の原則とした。
「すべての作用には、大きさが等しく方向が反対になる反作用を伴う」といった「償いの法則」といわれるものです。これは物質と精神との非人格的支配力、自己発掘と自覚とを与える業(ごう)の法則に他ならないのであって、この法則が人間の管理下におかれてもおり、つまるところ運命のカギであるともいえるのです。
したがって表題にした病気や不幸は外部からの到来ではなく自らがつくった原因から生じたものである。ということでありそもそも定められた運命ではないということなのです。
ある時の思念と行為、思ったこと行ったことに対する反作用はケースバイケースで起こってくるのですが、地球上三次元世界でのわずかな生命活動中に現れえない場合もあるがもしそうであれば「宿題」として次世代、つまりあの世にて清算しなければならない課業として引きついで行くのであります。
実に機械的なメカニズムが働いているということを私たちは知らなければならないでしょう。