2022年04月25日

豊か(ゆたか)な人生(じんせい)の構築(こうちく)ついて


人生を豊かなものにするためには、明確な目標設定が必要であります。
という話は大昔から言われていることであって、誰でもが本来望んでいることだと思うわけです。

これらの観点から古今東西多くの宗教者や哲学者などによってさまざまな回答らしき言葉が残され、また一部は継承されています。
多くの書物があらわしている数々の教え、教訓は今日まで人類史における貴重な財産として人々のこころのなかに記されているように、知らず知らずのうちに価値観として様々な世界の判断基準になっています。

こうした価値観、各人の独自の考え、宗教観や人生観、はたまた環境や習慣などは、大きく人生模様の色付けに影響を与えていきます。
要するに明確な目標とは各人のこうした様々な価値観の支配下におかれているともいえるのですが、ここでは価値観の有無というよりメカニズムとしての「目標設定」と「行為計画」に関して論を進めていきたいと思います。
人は本来目標をもって生きています。例外なくです。そのことを自覚しているかいないかなのです。
具体的に言えば、腹が減ったら何か食べたい、よし食べようという目標を設定しているはずです。寝たいときには寝ようという目標を立てているのと同じです。
勉強でも仕事でも遊びでもすべてはこの目標設定から始まっていることをまず認識しなければならないのです。
これらは人間の本能ではありますが、誕生したばかりの赤ん坊の動きから見ても生存に必要な目標はメカニズムとして備わっていることだけは理解できるでしょう
だから、目標設定する流れとしてはこのようになっています
1. 豊かな人生(と思っている生き方)の構築のための目標設定・・・いろいろな目的がある人たちにとっての達成しなければならない目標とは何かをまずつかむことが第一の前提となります

2. 目標達成のためにはどんなことを充足させなければならないかを考えます。

3. その充足させなければならない項目をリストアップしていきます、目標の分解作業です。
それぞれの獲得手段は何か、そのために何が必要かを細分化していきます。

4 必要な行動や、環境整備ができているか、協力者の要請など必要なことを思いつくままリストアップしていくといった作業が必要ですが、すでに手に入れているものあります。また訓練が必要であったり、経済的な面や体力の面、環境の面なども考慮することが必要な場合もあります
5 スケジュール化、各々の項目に対して時間の制約を設けます。いつまでに達成するかを課題毎に設定していきますが、同時進行が可能なものとあることを達成しないとできないという性質のものもありますから、優先順位を決めて実行しなければならないでしょう
6 スケジュール化できたら後は進捗状況に関しての分析です。日々の行動についてのチェックリストなどによる確認作業となります。ガントチャートなどあれば便利です。

あらかた以上のような手順で進んでいきます。大変だと思う人は、これとそっくりな手順で日々を送っているように思っていても紙に書かれた設計図がないために、少しずつずれていきます。
そのずれは時間の経過とともに大きく自らの人生旅の迷い道にはまり込んで迷子になっていくというのが多くの事例で明らかです。
目標をもっての日々の暮らしは時として苦悩であり、過酷なこともあるものの目標を見失うことがなければ必ず充実した人生となるのです。

posted by 筆文字や隆庵 at 10:42| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする