2022年09月22日

大学之道・・・中国、夏・殷・周の時代

 「大学之道、在✓明✓明徳在✓新(親)民在✓止於至善」

 大学の道は明徳を明らかにするに在り、民を新たにするに在り、至善に止まるに在り

・・・三つの綱領としてまず  (朱子解釈)
一、「明明徳」 人が天から受けて生まれもった輝かしい徳(明徳)に覆いかぶさってる濁りを取り除き本来のように徳を輝かせること

二、「新民」  古くからの持ち続けている悪の状態にたたずんでいる民衆を教え導くことて革新させることにあり

三、「至止善」 そして究極の善に至りそこに止まることにある

 3000年も前からこういう教えがあったという事に驚かなければならない
 
 これらの教えは君子・・リーダーたるものの必修課題であった・・・

 明徳とは・・・中国古典「大学」より

 明徳とはすべての人が生まれながらに天から授かった天の道理と同じ輝かしい徳である。  
 ただ、人は肉体を中心にした五官によって生じる数々の過ち、生まれ育った環境や思想、習慣によって濁ってしまった気質がこの明徳を覆い
 その輝きを失っている。
 しかし、本来は明徳という澄み切った善は誰しもが有していて、要はその覆っているものを取り除くことをすれば、本来の輝かしい存在になるのである。「明明徳」、と本来の徳を明らかにするために必要な修行を、自己修養「修己」である。

 次に目標とすべきことが「民を新たにする(親民)」ことである。「明徳を明らかにして自らを修養すればと、それで終わりではなく社会のリーダーとして自らが明らかにした明徳を他者に(民に)おしひろげ、彼らに押し広げ、自己修養自己革新を遂げさせる それが「民を新たにする」の意味。己
 これは修己に対していえば人々を治める「知人」の行為である
 
これが「明明徳」「新民」「至止善」というのが「朱子」の分類による三綱領なのである。

  ※ 参考・・中国古典 「大学・中庸」より抜粋

・・・人の世においてリーダーの在り方こそが社会を円滑にするために必要な事柄・・

posted by 筆文字や隆庵 at 20:42| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする