2024年11月30日

デザインに意識が込められるという事

存在するものすべてに命がある。命があるという事は意識がありその意識はエネルギーとして存在していて、エネルギーというからには波があり粒子があるということであり、それぞれの波にはそれぞれの個性があり無限のエネルギー粒子が独特のリズムというか波の形をもっているという事をよくよく考えたら携帯電話の存在そのものが波長という物理学によって証明されています。波長を合わせるという事で通信できるというか波長を合わせなければ通信できないという事。・・・・なんだかへんてこな話のように思えます、当たり前のように思っていますが実はすべてがエネルギーなのです。

同じことがテレビでもラジオにでもいえるわけでして○○ヘルツというのがその波長の個性を現わしていて、チャンネルを合わせなければ見えないし聞こえないという事になります。

 そこでデザインを考える時もそのデザインがいかなる波長をもっているかによって伝わる範囲が限られてくるのです。その波長を形成しているのは人々の意識のありように大きく左右されます。

特にお店のロゴとかをデザイナーに頼む際にどんなイメージかを伝えると同時に自店の哲学やコンセプトを伝えていただきたいとデザイナーは思っています

よくウェブサイトの中でたくさんのぼんやりしたデザインのマークが並んでいて「お好きなマーク、ロゴのデザインどれでも一万円」などありますが、こんな売られかたをしているデザインを欲しいと思うでしょうか。また無料ですといったイラストなどを欲しがるでしょうか私には考えられません。

 お店や企業・会社のイメージを図表や言葉や店名・社名に使おうとしているその大切な事をないがしろにしている店が繁盛するとは到底思わないからです。問題は自社の商品、飲食店なら料理やサービスがどのようなお客様にどのような使われ方をしていただきたいのか、そのために一目で直観的に理解してもらおうとするための材料としてデザインがあるものという考えから、必ず個別に対応していく必要があります。


どの様な波長をもっているデザインかは今後ますます大切な要素になります。

有機野菜を使ったお店というのを強調しています。

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posted by 筆文字や隆庵 at 10:05| 福岡 ☔| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月29日

デザイナー深層心理を学ぶ

人間の意識というのは、表面に出ている意識と潜在意識という意識に分かれているという話は、あらかたの「自己啓発の本」などに書かれていてそれらの活用法なるものについてレクチャーされています。 それらによると表面の意識すなわち「顕在意識」という分野に様々な情報が無差別に入り込んでいるという、又その情報は無意識のうちに潜在している意識いわゆる「潜在意識」にこれまた無差別に取り入れられるという話です。

 本来ならばこれらの情報を取捨選択したうえで認識するといった順序ならばまだしも無差別無判断の領域へ情報が投げ入れられていることに気づいている人は少ないのではないでしょうか。例を挙げればテレビを中心として玉石混合の情報を垂れ流している「マスコミ」最近はそのあり方に恣意がありフェイクニュースありとの評判から「ますごみ」といった呼び名も定着しています。

 さて、問題は通常生活をしている人々に知性が働いているとか理性が物事にブレーキをかけるといった冷静な思考にて情報を取捨選択していければいいのですが、実のところ遮断されることのない情報の渦に知らず知らずに巻き込まれている現代社会では思ってもいないような行動を促されているという事に気づかなければならないでしょう。よくよく調べてみたらわかるはずなのに偽情報を信じ込まされている自分たちに気づくまで大きな過ちを犯していることを知らなければなりません。意識しているうちはまだまだで実のところ何気なくつけているテレビから流れている様々な情報を潜在意識の中に取り入れているのだという事、そしてその情報は意図的にある方向性を持たせるようになっている事、映像と言葉、間を置いた反復によって人々の心の中にしみこんでいきます。

 ここにデザインの仕事の秘訣があるという事も事実です。

ある意図をもって表面意識に自らにとって、其の人にとって気になる情報を与え続けるという仕掛けが広告業界、デザインの世界を媒体にした企業や個人や団体から行われているのが実社会です。

つまり、見る、聞く、匂う、味わう、触れる、ことによって潜在意識にその経験が情報として入り込みます。一方潜在意識の特徴としては、それらの情報を無差別に受け入れるという性質をもっています。さらにそれらの情報を発展させ意識の中で増幅させるといった性質も併せ持っているため、表面意識に対してその実現を働きかけるのです。 

 ですからつい動いてしまったとか、やってしまったとか無意識のうちの行動が現実を創ってしまいます。良いことも悪いことも同じメカニズムが働くのです。

 潜在意識に語りかける方法を駆使して企業の存在感を高め、商品販売につなげるといったコマーシャル役割を知ることも大切です。

 もっとも、これらの事態があらかじめ理解している人々にとってはCM鑑賞リテラシーがあるためそうやすやすとは自分にとって不都合な行動は起こしませんが・・・

 情報の取捨選択はとっても大事ですよね


 記事コンティニュー・・・
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posted by 筆文字や隆庵 at 10:04| 福岡 ☔| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月06日

季節の表現

物事を表現するのに言葉がありそれは文章として明日に残り、人々の記憶にとどめられるものであります。

清少納言の「枕草子」・・・春はあけぼのから始まる四季の移ろいに関する文章はその当時の情景を見事にあらわしています。

デザイナーである私は、またコピーライターでもありマーケティング研究者でもあります。だから目に入るものや事に対してある程度敏感になっていくわけで、その一環として古文などに親しむことを自らに課しているのです。

 というのは、古文といわれる時代には写真などの画像は存在せずただ文章と絵によってのみ、作者の感情なりを表現するしかなかったのですから、現代人以上に文や絵に対する感性が豊かであったのだと思われるからです。

 むしろ不便だったからこそあのような素晴らしい文章が残っているのだと思うのです。

 人間というのは不思議なことに困難であるからこそ何事にものめりこんでいくのかもしれません。

 デジタルも便利だけど人間本来はアナログの生き物だと思うのです。デザイナーである私は、絵の具、染料、水墨、筆、などアナログに徹して、いかに情景や状況を語るかを日々鍛錬している事であります。どんなことに気を付けているかというと、例えばこんなこと

スーパーの店頭は野菜や果物が一番目立つところにあるという現象から何を見るか・・・

おおきく二つの狙いがあります。一つは季節感の演出という店舗のメッセージを感じてほしいから「あぁ もう秋だねー」などといったお客の感性に訴求する役割と、もう一つは販売力強化して旬のものを劣化する前に販売して不良在庫にしないためです。「旬だから買っておこう」のようなメッセージです。街を歩くという事は感性磨きに役に立ちます。

 人ならでは有している感情と芸術の融合によってセンスアップをはかり、人生を潤いのあるものとしていく。さらに

人が人として生きていくに際し「何が正しくて、何が間違っているか」という事を常に考えておかなければならないと思うわけです。今の時代は「多様化・個性化」という名によってどんなことも自由だということで動いているようですが「多様化」という名のカオスの世界を作り上げていっているのではないかと、デザイナーは考えるのです。

普遍的な哲学なるもの、宗教なるものを研究してみても個々様々な意見が混乱していて基準となるものの所在・・・必ずあると思うのですが・・・

が人の間で論ぜられるときにそれぞれが食い違っていることが多いような気がしてるのです。という我々のデザインの世界では「好感もてるか否か」といったすこぶる個人的な意見が散乱しているんですがね・・いずれにしても正法という道を歩むことで様々な問題の所在が明らかになって行くという事を日々体感、経験しているわけです。


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posted by 筆文字や隆庵 at 09:56| 福岡 ☁| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする