2024年12月13日

阿蘇郡高森町にて描いた山々

誰の心の中にもある「故郷への想い」人生の始まりはここで迎えた。

父がいる 母がいる

友がいる そして山川草木がある。僕の心の中に存在している思い出はこの山にある阿蘇

根子岳がいつもそこにあったのです。

山々の四季それぞれに抒情あり。

春に逢った根子岳は季節の変化に伴い山肌を覆っていた木々の色が変わってしまい、これと同じ風景はこの日の天候と相まって二度と見ることのできない景色となる。

これも「一期一会」なのでしょう

この地球上に存在する多くの山々、その山にたった今であっている人がいる。このひと時を味わう事の貴重な瞬間を楽しんでみました

僕の手のひらから離れ土に蒔かれた花の種は、太陽の光と大地の養分と、空から降ってくる水の縁によって今こうして僕の眼を通して心にその生命のたくましさを伝えている。何も語らないが「花」としての矜持を感じることはできます。

盆正月という日本ならではの歳時。というより久々の故郷への帰省。故郷の山に向かい語ることば「おおい、今帰ってきたぞー。元気でがんばったよ 」

懐かしい友との語らい、お国言葉、セピア色の思い出話がとびかい心をふるわせてくれている。そんな思いを絵で語ってみました。

水彩・墨字・万年筆それぞれの筆記具にてある時はモノトーンで影だけで表現してみたり近代アートっぽいイメージ画であったりと勝手気ままに紙の上に表現しています。

背景となっている僕の思いは「下手って面白かろ!!」「人の心に記憶に残るもの」としてなんとなく違和感みたいなものを表現してみたいという事です。↓
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posted by 筆文字や隆庵 at 15:58| 福岡 ☁| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月04日

職業に貴賎はあるか

若い時には思ってもみなかった人生のだいご味の味わい方に関して、年齢を重ねるたびに深く考えるという事になっている自分を発見した。

ある映画の中のセリフにこんなのがありました。

 ある青年が今の仕事を辞めたいといった相談をするのです。

彼は造船所にあるクレーンになる鉄板に錆止めの塗料を刷毛でぬるという作業場のペンキ職人の見習いでした。日々その作業をモクモクと行うだけの単純な作業の繰り返しに飽きもうやめたいと告白します。それに対して先輩はこう答えます。

○○君、君が辞めたいならばやめればいいがこれだけは言っておく。この社会には数々の仕事がある、職業といってもいいだろう。もともと「職業に貴賎なし」とはいうがわしは貴賎はあると思う。ええか勘違いすなや、職業と人は別やで、人に貴賎はないからな。職業について考えるんや・・・そもそも職業にはその職業なりの「職業のつとめ」というのがある。この職業が人々との暮らしにどんな役割があるのだろうかと考えている姿勢が尊いものであってそれを考えていない考えようとしてもいない、ただ衣食を得るためだけの職業観を卑しい職業といえるんやないやろか、少なくとも今のわしはそう思っとる・・・とその青年に答えたのです。

 青年曰く ペンキやの職業のつとめとは何でしょうか

 先輩曰く そらじぶんでかんがえんといかんやろ、少なくとも今の仕事のつとめとは、この作業の先の先まで考えてみてからでも遅くはないと思うよ

 錆止めが終わった鉄板は組み合わされ巨大な重機になって行きさらにその上から装飾となるブルーの仕上げペンキが吹き付けられます。

 さらに造船所の現場にてクレーンとして立ち上げられます。船を創るための役割をもって、設計通りに船の建造に役立っていき。多くの人や物を運ぶ流通の一部を担うというわけです。

 ひとつの仕事はこれだけ大きな役割を持っているという事に気づかなければならないという事です。

 日々暮らしていってそんな場面を想像すると皆に感謝しなければとしみじみと思う次第です。

 ・・・・この映画では職業とは何かについて考えさせられました・・・

ちなみに映画の題名は失念した
posted by 筆文字や隆庵 at 10:13| 福岡 ☁| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする