2020年12月14日

業態の成り立ちについて

 今となってはもう過去の遺物の様に扱われている電話帳には職種別の番号を主体として掲載されていました、例えば
飲食店という業種として 西洋料理店、中華料理店、寿司、和食、居酒屋、パブ、キャバレー云々といった風に分かれて書かれていました。しかしこのことは単に分類のために必要であって経営という観点からはあまり意味のないことであると思います。同じ時代のころ昭和40年代に於いての飲食業の売上高ベストテンの常に上位だったのは「日本食堂」が常連のころです。まだまだ飲食業という仕事が零細であり家業としてその存在が認められていたに過ぎないころです。
 そうですね、その当時はスーパーが発展の兆しを見せ始めた頃でいわゆる「チェーン」の到来があり、飲食業では先ずは「マクドナルド」の登場によって活性化が図られる頃だったように思います。
 ハイカラないでたちの店舗デザイン、ハンバーガーといった一見おしゃれな食べ物が銀座に出現し、あこがれの「アメリカ」を垣間見たカルチャーショックはマスコミ、経済誌をにぎわせるようになっていきました。
 レストランチェーンは関東の片田舎の食品スーパ―からの転身「すかいらーく」九州は博多の小さなレストラン、ベーカリー、アイスクリームを販売していた「ロイヤル」が「万博」の大成功によって本格的なチェーン化に乗り出した。この2強が各地で競合していきました。加えて流通業であるイトーヨーカ堂系列の「デニーズ」この3社を御三家と呼んでいました。
 また、ビジネス計数のモデルとしての損益勘定を鑑みその利益率の高さから多くの既存企業が進出していきます。いわゆる「外食産業の幕開け」です。
 新しい市場を見つけたとばかり証券会社も上場を希望する企業を応援していきます。当然どっかで頭打ちになるのですがいずれにしてもこの業界が自動車産業の売上とならぶところまで来たのは日本人の「ライフスタイルの変革」に貢献したのは紛れもない事実であり、重厚長大の産業基盤が変化していったのもこのころの特徴でした。
 今まで、外食という消費活動があくまでも「よそいき、非日常、特別なイベント」であった行為が、リーズナブルでありながらも店舗もサービスも心地よい時間を提供してくれているこれらの「外食の日常」に慣れていきます。お客の成熟化が進んでいくわけです。
そこで、企業同士の戦いが本格化していくわけなんです。
 旨いものを安く・・・どこよりも・・という敵をターゲットする改革という名の小手先の戦略戦術の連続です、価格競争の本格化もこの時にはじまります。こう考えると、風靡してきた業態という名の経営スタンスが競争の在り方次第では何の意味もなく互いに「同質化」していき立地以外に差別化が出来なくなっていきます。
 競争相手と比較していき同じ土俵で戦うのか別の切り口で勝負するのか・・・転換が求められることになります。
そもそも、一体何屋なのか、何をもって世の中の役に立っているのか、人生そのものを考えなければならない時を迎えていくのです。

 業態そのものはは戦略の中心になれるのか・・・
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 小生36歳のころの悩みその⒈

posted by 筆文字や隆庵 at 13:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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