また、そこまででなくとも愚痴や不平不満を言う人も多い。
これらの人々は、自分の欲望が満たされない人や努力の足りない人に見られる現象である。何が正しく,
何が間違いかを深く考えもせず、誰誰が言っただとか、自分もそのように思うからなどと物事の判断や決断の基準が自分本位にあり、そういったことが現代の世相を作り出したといえるだろう。
なぜ いま判断基準を誤った不祥事が表面化しているのだろうか、多くの殺人事件や天変地異は何を物語っているのだろうか
政治行政面 会社運営面 家庭教育面 学校経営面など各方面において重大なことがおこっている。
なぜだろう・・・
これらは、自然の流れに逆らったからである。自然はすべて相関関係にある たすけあい 補い合い 持ちつ持たれつの関係にある。
自己本位にやりたい放題やってきたそんな人間に対して自然は形を変え警告を発しているといえるだろう。
その事に気が付いている者だけでも(たとえ少数であったとしても)いま何を考えなにをすればいいのか できることから実践しよう。各方面で起こっている元は吾々各人の考え方の問題である。
だから我々は本来の自分にを取り戻さなければならない。これからは自然の流れに合ったこと つまり正しいことは発展し続け間違ったことは厳しい環境をおのずからつくり上げることになるであろう。
現代ほど自然の法則 原理原則 人間の正しい生き方を問われる時はない。各方面の指導者が自然の法則をよく理解し人間の正しい生き方をしなければ破滅への道を歩むことになるだろう。
このことは国や地域といった地理的環境や、時代という時間的環境に関わらずすべての生きとし生けるものに作用している自然の摂理であることを理解したうえで、次の3点の実践をすすめる
1. 心を丸く豊かにする・・・想像は創造のはじまり、物事はまず心にその形を作るのである。本来心は丸く豊かなものであるから自分のみぞおちあたりに心を丸く(黄金に輝く光の玉のように)描く。そうすれば冷静に物事の判断ができる。心の乱れは行動の乱れに連なり言葉の乱れ、服装の乱れ、部屋の乱れに・・などを作る。 正しい判断のためにまず心を丸くしよう。
2. すべてに感謝をする・・・いま自分があるのは 自然 両親 家族 夫 妻 師 友人知人 仕事 病気 などのおかげであるから全てに感謝をする。
3. 返事は「はいっ」とする・・・拝という尊重 敬意を表す「はい」である。「ハイ」という言葉の響きはなんと素晴らしいものであるかを知り常に感謝の言葉と思う。 職場を活気づけ家庭の明るさをつくり、特に夫婦間のそれは素直な子供を作り 職場では規律正しい環境をつくり上げるのである。
以上3点に関して提案したい。
※この文章は今から30年ほど前に熊澤次郎 著 機関紙「地行合一」より抜粋
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