2022年02月05日

般若心経解説・高橋信次先生

般若(はんにゃ)とは仏智の事である。
魂の転生輪廻の過程において体験し、学び得たいわば智慧の極点であって、その極点が意識の中に記録されているのである。
人の一生は50年や100年なんかではなく何億何十億もの人生経験を経て現在がある。
 その経験から学び取った智慧が意識の中に収まっている。それゆえに無為徒食した者にそうした意識が収まっているわけではなく
現実に 最善を尽くしその一生を努力と奉仕の中にあった者の善知識が記録されているのである。

 ※意識の記録は現象界で学んだこと、経験して得た人生の正道が収められているのである。

もちろんそれだけではない。私たちの人生はこの世だけではなく実はあの世もあるわけだから、あの世での修業もあるのである。
ただ、あの世での修業は長い1000年2000年である。しかも、自らと同様の波長の世界なのだ
から中々修業が先に進まないのである。比べて現象界は玉石混交の世界であるため数多くの事を同時的に学ぶことが出来るためこの世の一年の修業はあの世の100年の修業に匹敵するであろう。

 人間の意識には表面意識と潜在意識がある。過去世の記録は潜在意識にかくれているが、偉大な発明発見が最善の努力を重ねているうちに思わぬ事態が発生し物事の好転するときがある。また新しいアイデア、あるいは危機回避の発想が出た時など殆どが潜在意識の作用によるものである。

 般若の智慧はこうしたものを含めて、いわば最高の最大の智慧であり、その仏智は正道を悟ることによって潜在意識と表面意識が調和された時に生じてくるものである。

般若心経とはそうした教えを伝えたものであることを認識しなくてはならない



posted by 筆文字や隆庵 at 13:46| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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