人類がコンピューター世界の仮想現実に生きているというマトリックスの中に「救世主」という存在が生じてきます。キアヌリーブスが演じた「ネオ」という存在です。
人類は彼に救世主の役割を担わせます。彼も肉体はカプセルに閉じ込められていて意識 というか脳波をコントロールされつつも仮想現実に疑問を抱いている青年という設定なのです。
映画の物語は彼が束縛されているカプセルから救い出されるというところから救世主として覚醒するまでが描かれているのですが、
支配と被支配という二極対立という状況が設定されているものの、お互いはお互いを必要としているといった内部矛盾を抱えているわけです。
この事情は現在の僕たちの社会にもいえることなんではないかなどと考えさせられる映画でした。
チャットAIの普及が現実になってきている以上様々な問題が今後生じるであろう
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