この世における(あの世でも同様かと)活動は例外なく組織化されていて、この組織体そのものが活動基準となっているという事を知らなければなりません。
私たちが居住している地球という星も大宇宙の中の銀河系、その中の太陽系という宇宙から見れば顕微鏡で見なければならないくらいの小さな諸器官であって地球もその中での細胞みたいなものです。惑星が太陽の周りを秩序正しく回転していて安定しているのは、組織活動している証左であります。
さらにその地球という組織体の上で生きている森羅万象はそれぞれの役割を果たすことによって生存しているわけであって、それぞれの役割を度外視し勝手に活動はできないという事を認識しているというわけです。
動物 植物 鉱物
などは自らの意思によってというより自然の摂理の中で生命をつないでいきながら他の生命の維持に役立っているわけであります。
これらの組織的な営みは人為の入り込む余地はなく淡々と自然のままに繰り広げられているのです。
人間だけが自由意思によって行動できているわけなんですが、それでも自然をコントロールできません。コントロールのために科学を駆使し自然をないがしろにしてきたら必ずその反作用ともいうべき事態を引き起こすという事になるのです。
人間の体は実に綿密な組織体として機能していてどっかがおかしくなると必ずそれを修復せよとの動きが起き、例えばある部分の欠陥が出るとそれを補う力がはたらくようになっています。限界まではですが、それ以上の異変に関しては外部からの修正はもちろんあります。医学がそうです。基本となるのは各器官がそれぞれの役割を全うしようと仕組まれているのが人体の組織なんです。胃は肝臓になれません、いやだといっても肛門の細胞が舌先の細胞にはなれません。これが真実です法則です。
多様性と叫んでみてもならぬものはならぬし、人間の判断もこの法則を超えてはなされないという事を認識できますという事ですが、昨今の多様性論議は行き過ぎています。
正しい基準が分からないために世の中の混乱を引き起こしているようです。正しい基準とは自然の法則が教えてくれています。
この基準をみだしていったら世界は壊れるのです。
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