2024年09月24日

花をめでる

季節に応じてそれぞれの花卉は身の程にあった姿でこの世に姿を現し、私たちの心に癒しを与えてくれる。

自然とともに生きている姿は力みもなく、淡々と悠々と身をもってその潔さと清楚さを訴えているようだ。

 そうした草花をめでる心掛けを持ちたいものだ。

そういつも自然は美しいのが本質

 醜いのは自然に逆らっている時の人間の心か・・・

本格的な秋の到来を告げるようにあちこちに彼岸花が咲いている。

様々な森羅万象の働きを感じましょう。デザイナーの感性磨きに自然感賞は欠かせない。
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2024年09月23日

人間の行動について

人間の行動の7〜8割は感情の動きに依存しているといえる。

しかし、感情のみに心をゆだねた人間の末路は哀れで悲しいものとなるでありましょう。

ものに感動する、例えば自然に触れることによって現れる感動する感情というと、怒り悲しみの感情は同一の領域内にあっても、その出所は違うのです。

 心臓がばくばくするような怒りの感情は感情領域の極めて表面的な局所から現われ

感動、感激の感情は同じ感情という領域の中において、もっと深い局所から生じてくるものである。それは智性や理性がつながった領域内から生まれてくる。

 私達の心は表面意識と潜在意識に分かれている。そうして知性、本能、感情、理性、そして意思の五つの機能から成り立っている。さらにこの五つの機能は、潜在意識と表面意識に分かれてはいるが、潜在意識のある部分に至るとこれらの五つの機能は一つに束ねられてしまう。

 人間の行動が感情に左右されることが大きいとしたならば、知性や理性、そして調和を基盤とした本能の深い部分から発せられた調和された感情が望まれよう

 そうした感情は自然の条理にかなうものであり各人が至福に至る近道となるでしよう。

自然の条理だから調和に反する行為はその反作用が訪れるのである。

 この文章は高橋信次著「人間釈迦U」より抜粋いたしました。
人間そのものの在り方についての指針等がこの本によって明らかにされています。
 こういった情報満載されたサイトを紹介します。

 正しい生き方を学ぼうとするならこのサイトをご覧ください。

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2024年09月22日

生き方

普遍的な哲学なるもの、宗教なるものを研究してみても個々様々な意見が混乱していて基準となるものの所在・・・必ずあると思うのですが・・・

が人の間で論ぜられるときにそれぞれが食い違っていることが多いような気がしてるのです。という我々のデザインの世界では「好感もてるか否か」といったすこぶる個人的な意見が散乱しているんですがね・・

 役に立とうと思って仕事をしている事には間違いないんですが、この場合の「多様化・個性化」は良しとしても。基本的な人の生き方は日常の在り方にはいいことかわるいことかといった観点から判断がなされているのか疑問です。

 昔は「おてんとさんが見とるよ」とばあちゃんに言われたもんですが、そっくりそのままの生き方をしていますか?と自問しているのでした。








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2024年09月21日

経営理念を考える

 迷ったら常に原点に返ろうということで、心構えの表現を文字にしておこう・・・とは僕の主張です。


経営理念


私たちは旅館という施設を通じて

「ときめきとなつかしさ」そして「おいしさ」をお客様に提供することを

目的として、次の三つを理念として掲げています


その一、水の章・・・先祖代々より受け継がれてきた湧水とその湧水が生み出している源泉かけ流しの温泉にてお客様に「癒しの時間」を提供いたします。上質の湯あみをお楽しみください。

尚この水は今でも当館の池に湧き出し続けていて熊本県平成の名水百選に登録されています。


その二、大地の章・・山と川の恵みを大切に調理してきた「料亭」を元祖とした料理は自然の旨味を損なう事のない調理法でお客様に「食の楽しみ」を提供いたします。

人吉・球磨地方ならではの食文化をご堪能ください。


その三、人吉球磨の章・・この地方の風土・文化・資源・伝統などを大切にしたいという思いで当旅館を作り上げています。お客様には建築資材である材木、石材にて建造された空間をご案内していきます。球磨川という偉大な存在が育んできた山林、豊かな自然の佇まい,心安らぐひと時をお楽しみください。


しらさぎ荘の三大理念です。
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2024年09月19日

表現者として

物事を表現するのに言葉がありそれは文章として明日に残り、人々の記憶にとどめられるものであります。

清少納言の「枕草子」・・・春はあけぼのから始まる四季の移ろいに関する文章はその当時の情景を見事にあらわしています。

デザイナーである私は、またコピーライターでもありマーケティング研究者でもあります。だから目に入るものや事に対してある程度敏感になっていくわけで、その一環として古文などに親しむことを自らに課しているのです。

 というのは、古文といわれる時代には写真などの画像は存在せずただ文章と絵によってのみ、作者の感情なりを表現するしかなかったのですから、現代人以上に文や絵に対する感性が豊かであったのだと思われるからです。

 むしろ不便だったからこそあのような素晴らしい文章が残っているのだと思うのです。

 人間というのは不思議なことに困難であるからこそ何事にものめりこんでいくのかもしれません。

 デジタルも便利だけど人間本来はアナログの生き物だと思うのです。

絵の具、染料、水墨、筆、などアナログに徹して、いかに情景や状況を語るかを日々鍛錬しているデザイナーであります。スーパーの店頭は野菜や果物が一番目立つところにあります。

おおきく二つの狙いがあります。一つは季節感の演出という店舗のメッセージを感じてほしいから「あぁ もう秋だねー」などといったお客の感性に訴求する役割と、もう一つは販売力強化して旬のものを劣化する前に販売して不良在庫にしないためです。「旬だから買っておこう」のようなメッセージです。

人が人として生きていくに際し「何が正しくて、何が間違っているか」という事を常に考えておかなければならないと思うわけです。今の時代は「多様化・個性化」という名によってどんなことも自由だということで動いているようですが「多様化」という名のカオスの世界を作り上げていっているのではないかと、デザイナーは考えるのです。
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2024年09月14日

絵師街を歩くときに考える事

旅館提供型の会席料理は少なくともコース単価で1〜2万円は最低でもかかります、件の居酒屋ではそれを5千円で提供していくわけだから当然無理があります。その無理を解消するために人手を減らす、材料の加工度を減らすといった経営になりお客様にそのしわ寄せがいったのではないかとデザイナーは考えるのである。「

ウィンドーショッピングといったしゃれた言葉にまどわされ、きょう一日は街をを歩く。「百貨店」の慇懃無礼な(のように感じるのは僕だけかな)品揃えを観察しながら、お客様の行動パターンを感じることとする。

 集客しているのは圧倒的に催事のフロア、○○地原産バザールやお取り寄せグルメ大会のようなものを開催している。

 デパ地下の賑わいも同様な顧客ニーズ対応なんでしょうがご婦人方でごった返している。その様子を観察しながら、「マーケティング」に生かそうかと考えている自分がそこにいる。

 心の底から聞こえる「あ〜あ、君は何でも仕事に結びつけるんだねー」といった声である。

 「正直、そのとおりなんだけど悪い?」と答えるのが常である。

 百貨店とショッピングモールの客層という属性は確かに異なっている。

 買上単価の違いがそれを物語っているような、そんな気がする一日でした。

 高級ホテルのディナーのメニューをいかにリーズナブルに提供できるかなんてことも食事しながらついつい考えている・・滑稽さに笑笑

世の中には多くの飲食店があり、それぞれがいかに個性を表現しようかと日々努力を積み重ねているようです。

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2024年09月10日

飲食店メニュー考

飲食店のメニュー作りのヒントの一つに和食だったら、旅館の会席料理を観てみるといいのかもしれません。というより会席メニューをばらしたものが今数々の業種・業態を創っているものとデザイナーは考えています。

 日本料理のコース構築はおおむね次のような順序で提供されます。

食前酒とともに添えられるのが小鉢もので地方の「珍味」というものとかが出されます。

 ほぼ同時に「季節の食材の前菜」が供されお酒をいただきます。(飲めない人はいまならノンアルドリンクですかね)

 食事の進み具合によりますが、次に「旬の魚介・・・定番のお刺身」

「煮物」として野菜の煮たもの、根菜や魚介などの「揚物」「焼き物」魚の串焼き、そして「強肴」として最近はステーキなどが提供されるケースが多いです。と同時に「ごはん」「香の物」「汁物」といった流れで最後に「水菓子 果物」となりおしまい。という流れを参考にしたメニュー構成となっています。居酒屋などではこのコースそれぞれの分野を独立させてメニュー表示していますが、品数がかなりの多さになり、不特定多数のお客様対応をと考えると煩雑になってしまい、結果として人手がかかるか、どこかで調理工程を省略するかとなっていくので、食材を特化した形で労働の集約による品質向上を図るか考えなければならないでしょう。

 旅館料理の会席はあらかじめの予約が原則なので可能なことが一般的な料理店では対応するには無理な部分があります。

 ある食材に関して冷凍ものを使わざるを得ない状況が、居酒屋チェーンの展開時に起きたため、どの店も変わりばえしないメニュー構成になって行ったものと想像に難くないでしょう。

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2024年09月07日

哲学考察

普遍的な哲学なるもの、宗教なるものを研究してみても個々様々な意見が混乱していて基準となるものの所在・・・必ずあると思うのですが・・・

が人の間で論ぜられるときにそれぞれが食い違っていることが多いような気がしてるのです。という我々のデザインの世界では「好感もてるか否か」といったすこぶる個人的な意見が散乱しているんですがね・・

 役に立とうと思って仕事をしている事には間違いないんですが、この場合の「多様化・個性化」は良しとしても。基本的な人の生き方は日常の在り方にはいいことかわるいことかといった観点から判断がなされているのか疑問です。

 昔は「おてんとさんが見とるよ」とばあちゃんに言われたもんですが、そっくりそのままの生き方をしていますか?と自問しているデザイナーでした。

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2024年09月02日

居酒屋メニュー考察

飲食店のメニュー作りのヒントの一つに和食だったら、旅館の会席料理を観てみるといいのかもしれません。というより会席メニューをばらしたものが今数々の業種・業態を創っているものとデザイナーは考えています。

 日本料理のコース構築はおおむね次のような順序で提供されます。

食前酒とともに添えられるのが小鉢もので地方の「珍味」というものとかが出されます。

 ほぼ同時に「季節の食材の前菜」が供されお酒をいただきます。(飲めない人はいまならノンアルドリンクですかね)

 食事の進み具合によりますが、次に「旬の魚介・・・定番のお刺身」

「煮物」として野菜の煮たもの、根菜や魚介などの「揚物」「焼き物」魚の串焼き、そして「強肴」として最近はステーキなどが提供されるケースが多いです。と同時に「ごはん」「香の物」「汁物」といった流れで最後に「水菓子 果物」となりおしまい。という流れを参考にしたメニュー構成となっています。居酒屋などではこのコースそれぞれの分野を独立させてメニュー表示していますが、品数がかなりの多さになり、不特定多数のお客様対応をと考えると煩雑になってしまい、結果として人手がかかるか、どこかで調理工程を省略するかとなっていくので、食材を特化した形で労働の集約による品質向上を図るか考えなければならないでしょう。

 旅館料理の会席はあらかじめの予約が原則なので可能なことが一般的な料理店では対応するには無理な部分があります。

 ある食材に関して冷凍ものを使わざるを得ない状況が、居酒屋チェーンの展開時に起きたため、どの店も変わりばえしないメニュー構成になって行ったものと想像に難くないでしょう。

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2024年09月01日

マーケティング調査

街をぶらつく
ウィンドーショッピングといったしゃれた言葉にまどわされ、きょう一日は街をを歩く。「百貨店」の慇懃無礼な(のように感じるのは僕だけかな)品揃えを観察しながら、お客様の行動パターンを感じることとする。

 集客しているのは圧倒的に催事のフロア、○○地原産バザールやお取り寄せグルメ大会のようなものを開催している。


 デパ地下の賑わいも同様な顧客ニーズ対応なんでしょうがご婦人方でごった返している。その様子を観察しながら、「マーケティング」に生かそうかと考えている自分がそこにいる。

 心の底から聞こえる「あ〜あ、君は何でも仕事に結びつけるんだねー」といった声である。

 「正直、そのとおりなんだけど悪い?」と答えるのが常である。

 百貨店とショッピングモールの客層という属性は確かに異なっている。

 買上単価の違いがそれを物語っているような、そんな気がする一日でした。

 高級ホテルのディナーのメニューをいかにリーズナブルに提供できるかなんてことも食事しながらついつい考えている・・滑稽さに笑笑
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自宅で作ってみた、チキンソテージェノベーゼ

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2024年08月31日

地域のブランドを活用する。

ふと思いついたんですが、レストランや旅館のブランディングを考えた時ブランドの一つに自店が位置する地域そのものがブランドの一つになるのではないかと・・・・

 地域のブランドというのは世界中どこにでもありますよね、その地域ならではの特徴、特性をアピールすることによって集客装置となりうるケースです。

 町おこしといった観点でも構いませんがここでは個別の店舗、会社について考えてみたいと思います。

各お店の前から見える風景に着目してみました。

 町の顔であるシンボライズされた建物、古民家、道筋の風情、山々、海岸、などを特徴をデフォルメした絵を描きます。

 その絵に説明をつけて名刺大にします、更に裏面には店名と、インスタグラムやホームページのQRコードを記載しお客様に配布する。

 個性の表現としてはなかなかいいツールだとは思いませんか。



 お客様の口コミ期待、リピーター確保などに役立つと思います。

 画像は阿蘇郡高森町からみた阿蘇五岳

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2024年08月30日

外食の歴史 その2.

台風のせいでこもっている。

昨日は1970年代に一世風靡したファミリーレストランの話でした。雨後のタケノコのように出店されてきたレストランたちは、他社の物まねに終始。その結果というかオーバーストアとなり、全国各地に同じような形の似たような店が乱立したものの、形だけの模倣であって本来最も重要なエッセンス・システム作りまでは至らずに次々にビジネスモデルが崩れあえなく閉店に追いやられた店も数多く見られた。

 原因の一つに模倣の繰り返し、似たような店が増え、しかもシステムを持たない付け焼刃のなんちゃってチェーン店の乱立が招いた業界に対する顧客の不信感が生じた事。があげられる

 もう一つは、店舗間格差の発生。当時の業界内では次のように言われていた。料理クォリティの高さを誇る「ロイヤルホスト」サービスホスピタリティの「デニーズ」そしてセントラルキッチンの合理化による、システム業としての「すかいらーく」この三企業をファミリーレストラン「御三家」と呼んでいたのだ。 これに追随していたのがダイエー系の「フォルクス」をはじめ、大手資本を背景に「西武のレストラン」その他もろもろがまずまずの成績を残していった。

 80年代の中ごろまではお客様の支持を得ていたこれらのチェーン店が徐々に飽きられていったと思われる。

 模倣を繰り返した店づくり、メニュー作りの結果「同質化現象」を惹き起こし、立地と価格以外に他店との差別化が出来なくなってしまっていたということ、立地獲得合戦が出店のための不動産関連費用の高騰、更に低価格化による原価率の高騰などにより「ビジネスモデル・・計数」の変化が経営体質に影響を与えていったのかサービス人員の削減などを繰り返し、かつての華やかな「ハレのひのレストラン」という様相から「カジュアルな動機」になってしまい客層の変化、深夜営業時のたむろする若者たちのそんなイメージをつくってしまった。

 消費者意識の変化か゛衰退に拍車をかけたように思われる。

80年代後半からの「バブル期」には外食スタイルのおおきな変化として「居酒屋チェーン」の台頭がみられるようになってきた。

 ファミリーレストランでは味わえなかったお酒を伴う店として開放的で明るくかつての居酒屋のような 縄のれんではなく「モダン」な店、女性同士でも気軽に入れるようなそんな業態が発生した。

 客単価がレストランの2.5倍程度だから従業員の収入もそれなりに上がるということでファミリーレストランから少なくない人員が居酒屋チェーンに転職というレ゛ン勝も起きたのである。

天狗、つぼ八、養老の滝、つぼ八から独立して起業した和民、モンテローザの白木屋、魚民、笑笑、細かく分類された店舗群など一時のファミリーレストランの起業ラッシュに似ているが、この時に都会にお客が集まったころでもある。 逆説的にみると郊外型のファミリー主体の外食が、市街地にもどってきたともいえる。

 これらもいずれ他社追随模倣合戦により個性を失っていくのだが・・・

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 この続きはいずれまた

posted by 筆文字や隆庵 at 13:49| 福岡 ☔| Comment(0) | 人生プロデュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月29日

本日の勉強、お世話になった業界の事

台風のせいで外出不可ということで、家にこもって徹底して勉強をすることにした。勉強テーマは「メニューデザイン」を仕事にしてるため外食事業の研究・・・マクロの視点からどう進化していったかを探ってみようと・・・

 昔々の事業形態からは大きく変化している外食形態。お客様の変化とそれに合わせた店の変化が著しいのであります。

 戦後日本人の暮らしが徐々に豊かになり手軽なレジャーとしての「外食体験」が日常になり始めたのが1970年頃、関東の「すかいらーく」一地方のスーパーを経営していた会社が郊外型の所謂「ファミリーレストラン」なるものを出店開始瞬く間にブームを作り出した。ほぼ同時期に70年の「大阪万博」にて大成功を収めた飲食企業があった「ロイヤル」である。もう一つは親会社「イトーヨーカドー」系の「デニーズ」これは経営ノウハウを米国企業との契約によって日本に輸入した形になっている。

 通常御三家と呼ばれ我が国における「ファミリーレストラン業界」をリードしていくことになったのである。

 多くの企業が次々と業界に進出「月刊食堂」という月刊誌にてどんどん紹介記事が載せられていったのもこの時期で一時は100企業をこえた様相、まさしく雨後の竹の子のように全国的な出店攻勢がみられたのである。

 もともと需給バランスの関係からどの店も儲かったようで次々にチェーン化されていったのである。

 裏腹に割りを食ったのが「デパート食堂」

家族のための食を提供していたのが、ここにきて急に頭打ちになって行く。その理由の一つに挙げられるのが料理提供時間の遅れ、同時に料理が並んでいくことがなかなかできず、食事をとる楽しさを演出できなかったこと。一か所の厨房に和食あり中華あり洋食あり喫茶ありと何でもかんでも詰め込んでいたため、マネジメント上もなかなか組織化できなかったことは致命的だったのかもしれない、しかも百貨店直営であり経営効率上不備もあった。



 アーバンからサバブへの商圏変化の兆しがあり郊外に住宅、団地が建設されることで郊外型の「チェーン店」がますます隆盛を図っていくのであり特に主要幹線には数多くの「ファミリーレストラン」が軒を連ねるそんな状態が全国各地に展開、1970年代の経済をけん引する事態にもなったのである。

 時は住宅ラッシュプロ野球のオーナーに「日拓ホーム」が「フライヤーズ」を買収たのもこのころ、もっとも球団経営は1年持たず現在の「日本ハムファイターズ」に売却するのではあるが、いずれにしても日本経済上昇まっしぐらの時代で、「一億総中流時代」といわれていたころ。

 あれから50年・・・・さて次の機会に書きます

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2024年08月28日

読書の重要性 隆庵の考え

自分の人生だけでは学べないことが多くあります。そういうときに役に立つのが本であるのですが、
やはり良い本を選ぶ必要がありますね、デザイナーはどんな本を選んでるのでしょうか。

ジャンル@ 人間かくあるべしという「哲学」「宗教」「自己啓発」などの書
ジャンルA 技術書は定期的に発行されている「宣伝会議」
ジャンルB 外食産業関連図書
ジャンルC 小説、大衆小説

によって、想像の世界の中で想像力を養いいずれ創造につながるのです。

詩集とか俳句などもありますね
いずれにしても、自分以外の話を聞くことによって想像の世界とはいえ、体験するという事になります。
場合によっては自らの運命を大きく変えるような書物に出会うかもしれません。

特に大切なことはやはり「心の栄養」なるような「本」があればいいですね。
このサイトをご覧ください








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2024年08月27日

捏造と誤解

 世の中は多くの誤解で成り立っているような気がしてなんとも歯がゆい思いをしています。
誤解は個人のことからも世界のことまで多くのジャンルにて起きている現代、いや過去からもあつたよなぁ

 悲しいことは自分と自分にかかわりあっている人や組織が(日本国含)否定されている言動となって表現される。
否定はあたかも現実的な言葉となって表現される。
 その言葉は、興味ある人からない人へと伝言ゲームさながらの様相で広がる。

 意識せずして第一想念が現実に入る原則から、その時点で幻が現実のものとなっていく。
これが「プロパガンダ」という洗脳である。

 真実は消え誤解が真実となる瞬間である。

 我が国は情報戦において負け続けている。
 いつまでこの状況を続けるのか・・・・総務省の奮起を促したい知行合一.jpg


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